資源マネージメント研究室とは?
2021年6月に新たに川村洋平教授が着任し、現在は博士課程1名、修士課程7名、学士課程3名の計11名で研究活動を行っています。また、2022年12月には大友陽子助教が着任されました。本研究室では主に画像処理や通信、また深層学習などといった情報工学を用いて、鉱山工学や土木工学の分野で安全性や生産性の向上に貢献できる有用なシステムの開発を目指しています。このように鉱山工学と情報学を組み合わせた研究を行っているのは日本でも北大と秋田大学だけです。
また、本研究室は北大の大学院である共同資源工学専攻とのかかわりも強く、国内外を問わない様々な出張や留学によって多くの経験を得ることができます。

先生からひとこと
低濃集・深部化が進む鉱山開発において効率性および安全性の向上は急務であり,その実現のための新技術開発が加速しています。また,2050年の目標である“ゼロエミッション鉱山操業”の流れも後押しして他分野との融合複合が不可避な状況となっており、その中でも情報工学との融合であるSmart Mining (Mining 4.0)が鉱業に新たな可能性を与えています。さらにそのSmart Miningの中核技術としてマルチモーダルセンシングやデジタル・ツインがますます重要となると考えられます。これらの技術群は効果的なインターフェースとしてPhysical WorldとCyber Worldを繋ぎ,鉱山操業を“見える化”することにより効率性,安全性の向上に貢献するでしょう。このような社会背景のもと,当研究室ではSmart MiningおよびSmart Constructionに 資する技術群を開発・社会実装しております。

川村洋平
北大資源卒
筑波大学、Curtin大学、秋田大学をへて2021年夏から北大に